【逆転の化学】有機化合物『アルカンの性質と製法』大学受験対応

逆転の化学『

大学入試まであとわずか、化学の知識を一緒に整理していきましょう。文系の筆者が理系科目を説明するので、初心者にもわかりやすく説明することができると思います。是非活用してください。中でも暗記が大変な有機化合物についてのざっくりとした内容を抑えていきましょう。

前回内容→有機化合物『アルカン』

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アルカンの物理的性質

アルカンは、分子量が大きくなるほどファンデルワールス力が大きくなりますので、分子間の結合力が強くなり沸点や融点が高くなります。つまり、炭素Cの数が多ければ多いほど、沸点・融点は高くなるのです。

また枝わかれしているよりも直鎖の方が、分子間の接触面積が大きくなり分子間力は強くなります。

水への溶け方(溶解性)は、CとHは電気陰性度に若干の違いがありますが(Cの方が大きい)、分子全体でみると電気の偏りを打ち消し合い無極性分子になっています。したがって、極性の大きな水には溶けにくいです。しかし、極性の小さなエーテルやベンゼンなどの有機溶媒には良く溶けます。

アルカンの化学的性質

アルカンは無極性分子で、しかも全て単結合の飽和した状態です。なので極めて不活性でなかなか反応しません。アルカンの反応は次の反応を覚えれば十分です。

塩素Cl2 + 光 による置換反応 (ハロゲン化)

次のように、次々とHがClに置き換わっていきます。

ハロゲン化

化合物の名前をしっかり覚えてください。

アルカンの製法

アルカンの中でもメタンCH4は、実験室的に発生させる場合、酢酸ナトリウムCH3COONaと水酸化ナトリウムNaOHを加熱して発生させます。

アルカンの製法

LNGとLPG

アルカンの中でもメタンCH4は天然ガスの主成分で、この天然ガスを-160℃の極低温で加圧し、液化したものをLiquefied Natural Gas略してLNG(液化天然ガス)といいます。用途は、都市ガスや発電用燃料になります。

プロパンC3H8やブタンC4H10は石油から副次的に出てくる石油ガスで、これを室温で加圧し、液化したものをLiquefied Petroleum Gas略してLPG(液化石油ガス)といいます。用途は、家庭用プロパンガスやタクシーの燃料として使われたりしています。

アルカンの性質はや製法は以上です。反応性が乏しいので、覚えるのは簡単です。頑張ってマスターしてください。

次回は『アルケン』です。

【逆転の化学】シリーズ

第1回 官能基を覚えよう!

第2回 異性体とは?

第3回 異性体の探し方

第4回 構造式決定手順

第5回 アルカン、シクロアルカン

第6回 アルカンの性質と製法

第7回 アルケンとは?

第8回 アルケンの性質と製法

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