【逆転の化学】有機化合物『アルケンの性質と製法』大学受験対応

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大学入試まであとわずか、化学の知識を一緒に整理していきましょう。文系の筆者が理系科目を説明するので、初心者にもわかりやすく説明することができると思います。是非活用してください。中でも暗記が大変な有機化合物についてのざっくりとした内容を抑えていきましょう。

前回内容→有機化合物『アルケン』

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アルケンの製法『エチレンCH2=CH2』の製法

エチレン(エテン)CH2=CH2は、実験室的にはアルコールの脱水で得られます。エタノールC2H5OHと濃硫酸H2SO4を混ぜ、160℃~170℃に加熱すると、分子内で水H2Oが取れる脱水反応が起こります。

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ただし、130℃~140℃で加熱すると、エタノールC2H5OHの2分子間の脱水反応(縮合)が起き、ジエチルエーテルC2H5OC2H5が生成します。

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アルケンの化学的性質

アルケンは炭素C骨格内に二重結合をもっています。1つはσ(シグマ)結合と言って強い結合ですが、もう1つのπ(パイ)結合は弱い結合です。そのため、他の粒子からのはたらきかけがあると、結合が開裂して反応が起こりやすいです。このとき起こるのが付加反応です。

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酸の付加

アルケンのC=C結合にはHClのような酸が付加することがあります。

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ハロゲンの付加

臭素Br2のようなハロゲンにも付加します。Br2水中にエチレンを通すと、臭素が付加します。臭素水が赤褐色であるのに対して、生成物の1,2-ジブロモエタンは無色になります。

アルケン10

この反応は、Br2の赤褐色の色が無色に変わるので、C=Cの検出に使うことができます。

水素H2の付加

アルケンは、水素H2とも付加反応を起こします。付加反応後アルカンになります。この反応には触媒としてPtやNiが必要です。PtやNi触媒はH2分子を原子状に分解し、付加反応を起こしやすくするはたらきがあります。

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水の付加

希塩酸H2SO4(触媒)中にアルケンを通すと、水による付加反応が起こります。

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以上がアルケンの製法と性質になります。アルカンと比べると、二重結合があるために反応性が高いです。製法も付加反応も重要ですので、しっかり覚えてください。

次回は、『アルキン(アセチレン)』です。

【逆転の化学】過去の記事

第1回 官能基を覚えよう!

第2回 異性体とは?

第3回 異性体の探し方

第4回 構造式決定手順

第5回 アルカン、シクロアルカン

第6回 アルカンの性質と製法

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