長びく咳に注意マイコプラズマ肺炎の可能性があります!

痰が絡まない乾いた咳が長期間続いていませんか?そんな方は単なる風邪ではなく『マイコプラズマ肺炎』の可能性があります。マイコプラズマ肺炎は肺炎の中でも「うつる肺炎」です。今日はマイコプラズマ肺炎の特徴や予防法、かかったときの対応の仕方などを探っていきます。

マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、「・ニューモニアエ (Mycoplasmapneumoniae)」 病原体に感染することで発症します。この病原体はウイルスよりも大きく細菌よりも小さい微生物で、細菌のような細胞壁をもたず、ウイルスと異なり人工の無細胞培地で増殖できる最小の病原微生物です。

出典:BuzzFeed Japan

出典:BuzzFeed Japan

マイコプラズマ肺炎は、別名「非定型肺炎」とも言われる肺炎で、肺炎患者数の全体の20%程度を占めているともいわれています。主に幼児や若年者がかかることが多い病気ですが、成人になっても発症する可能性があり、特に成人になってから発症した場合には重症化する傾向があります。

潜伏期間は1週間から2週間と言われ、感染から発症、完治までに相当の時間が必要なのも特徴の一つではないでしょうか。また、マイコプラズマ肺炎は病原体による感染で発症しますので、「うつる肺炎」とも言われます。数年に一度、大きな流行が見られることもあります。

まわりに乾いた咳が長期間続いている人がいれば、マイコプラズマ肺炎の可能性があります。できるだけ近づかないようにし、早めの受診を促すようにしましょう。

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マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎の症状は、38℃ぐらいの発熱から始まり、咽頭痛、咳などの風邪と同じような症状から始まり、長期化すればだんだん症状が重くなると言われています。大きな特徴は、熱が下がってからも、乾いた咳が1か月以上続くことがあることです。痰が絡まない「コンコン」という咳です。

長期化して、気管や気管支が炎症を起こし始めると、痰が絡み、「ヒューヒュー」と苦しい音が出たりすることもあります。放っておくと重症化する可能性もありますので、医療機関で適切な処置をしてもらいましょう。

マイコプラズマ肺炎は、通常は重症化しませんが、普通の気管支炎などと合併することがあります。とくに喘息をもっている方は気管支喘息が重症化する恐れがあります。そのほか、中耳炎、副鼻腔炎などもみられ、稀な合併症として、髄膜炎や脳炎、心筋炎、ギラン・バレー症候群などの重い合併症が見られることもあるようです。

マイコプラズマ肺炎の感染ルート

マイコプラズマは、咳やくしゃみなどの飛沫によって感染したり、接触によって感染します。鼻や口から侵入したマイコプラズマは、のどや気管の粘膜で増殖をはじめ、最終的に気管支や肺の奥まで入り込み、粘膜を破壊すると言われています。

感染ルートは飛沫や接触による感染ですから、感染性は非常に高い病気だと言えますが、感染力はそれほど高くなく、免疫を持っている方は発症しない場合が多いようです。しかし、体調によって免疫が正常に働かない場合もありますので、予防をするに越したことはありません。

マイコプラズマ肺炎の予防策

感染ルートが飛沫感染や接触感染なので、まずは手洗い・うがいを徹底することが重要です。病原菌自体は非常に弱いですので、石鹸などでも十分に殺菌できるようです。お家に帰ったら手洗い・うがいを徹底するように心がけましょう。

また家族間での感染が多いので、同じタオルを使ったり、同じコップを使ったりすることは避けた方が無難です。アルコール消毒液などでも殺菌できますので、こまめに拭き掃除を行ってください。換気も十分に行うこと。

2016年2017年は大流行

国立感染症研究所のデータによると、10月17日~23日の1週間で、758人の患者が報告されており、統計を取り始めた2006年以降、過去最多に上っています。

福岡でも例年よりもかなり多い患者数です。

出典:Jタウンネット

出典:Jタウンネット