【2023年・ノーベル賞】日本人有力候補一覧(受賞を期待)

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ノーベル賞の自然科学3賞の受賞者が10月より順次、発表されます。生理学・医学賞、物理学賞、化学賞と順次発表です。今年は、生理学・医学賞では免疫分野に強い日本人の候補者が多いと予想されています。この予想の高さから、日本人研究者の受賞への期待が高まりますね。

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2023年のノーベル賞受賞有力候補

ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞です。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られます。 経済学賞だけはノーベルの遺言にはなく、スウェーデン国立銀行の設立300周年祝賀の一環としてノーベルの死後70年後にあたる1968年に設立されたものです。

医学・生理学分野の有力候補

  • 熊本大学の満屋裕明特別招聘教授…世界初のエイズ治療薬「AZT(アジトチミジン)」を開発
  • 京都大学の森和俊教授…小胞体ストレス応答の分子機構を解明
  • 大阪大学の坂口志文栄誉教授…過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の発見と免疫疾患における意義を解明
  • 東京農工大学の遠藤章名誉教授・特別栄誉教授…「コンパクチン」の強力な血中コレステロール低下作用の発見
  • 東京都医学総合研究所の長谷川成人氏…筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの病気の進行につながるたんぱく質を発見

化学分野の有力候補

  • 九州大学の新海征治名誉教授…分子認識メカニズムの解明と、それらの知見を応用した分子機械システムの構築など
  • 熊本大学の前田浩名誉教授…がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見
  • 国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野長の松村保広氏…がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見
  • 大阪公立大の神谷信夫特別招聘教授…植物の光合成を担うタンパク質の構造を解明

物理学分野の有力候補

  • 東京工業大学応用セラミックス研究所の細野秀雄教授…セメントにおける高い電気伝導の金属状態の発見
  • 東京大学の十倉好紀特別栄誉教授…電子型高温超電導体の発見など
  • 大同特殊鋼顧問の佐川真人氏…ネオジム磁石を開発し、モーターの小型軽量化や効率向上に貢献など

経済学分野の有力候補

  • プリンストン大学の清滝信宏教授…「清滝・ムーアモデル」の構築(信用制限によって経済への小さなショックがどのように増幅され、大きな生産変動を引き起こすかを示す)

ノーベル賞の選定基準

選定基準は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用件数に基づいて、各分野の上位0.1%にランクインする研究者となっており、主なノーベル賞分野における総被引用数とハイインパクト論文(各分野において最も引用されたトップ200論文)の数を調査し、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴリ(物理学、化学、医学・生理学、平経済学)に振り分け、各分野で注目すべき研究領域の候補者を決定します。

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