福津市の沖ノ島とは?7月に世界遺産登録へ

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、福岡県福津市の「沖ノ島」などを登録するように、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が勧告しました。世界遺産への登録は、7月にポーランドで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式決定されます。

沖ノ島とは?

今回、ユネスコの世界文化遺産に日本政府が推薦した遺産群は全部で8件でしたが、このうち4件のみが登録の勧告を受けたようです。登録が勧告されたのは、沖ノ島と小屋島、御門柱、天狗岩の4件となっています。

そもそも、沖ノ島とはどういった島なのでしょうか。沖ノ島は福岡県福津市にある島で、九州本土から約60kmもはなれた玄界灘に浮かぶ周囲4kmほどの島になります。航海の安全を祈って大きな信仰を集めています。

沖ノ島では4世紀から9世紀にかけて、航海の安全と大陸との交流の成功を祈願する祭祀が営まれており、鏡、勾玉、金製の指輪など約10万点にのぼる貴重な宝物が見つかっています。そのうち8万点が国宝に指定され、沖ノ島は別名「海の正倉院」とも呼ばれているます。

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沖ノ島は女人禁制の島

沖ノ島は「神が住む島」として信仰されており、島全体が宗像大社の三宮の一つである「沖津宮(おきつぐう)」の神領になります。自由に島に入れないようにされており、島に滞在できるのは宗像大社の神官ただ一人で、交代で宿直を務めています。

沖ノ島には「田心姫神(たごりひめのかみ)」という女性の神様が祭られているため、神様が嫉妬するという理由で女性の立ち入りが禁止されています。女人禁制になった説は他にもあるようですが、それだけ神聖な場所と言えるのではないでしょうか。

男性も自由に沖ノ島に入ることはできません。一般の男性が島に立ち入ることができるのは1年に一度、日露戦争で日本海海戦が開かれた5月27日のみとなっています。この日は戦没者を慰霊する「現地大祭」が開かれます。参加を希望する男子の中から抽選で約200人が選ばれ、沖ノ島に上陸の際には全裸で海に入って禊を行い上陸することになります。

沖ノ島の場所

沖ノ島には厳格な上陸制限が行われています。これにより古代の遺産や信仰を守り継いできています。今回、世界遺産候補になったことにより沖ノ島への接近や無断上陸の懸念も高まっています。

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