福岡高校出身!大隅良典栄誉教授ノーベル医学・生理学賞

東工大の大隅良典栄誉教授は福岡高校出身

先日発表された、ノーベル医学・生理学賞の受賞者に、東京工業大学栄誉教授「」先生が選ばれました。細胞内で不要になったたんぱく質などを分解するはたらき、「オートファジー」を解明した功績による受賞になります。

出典:www.sbbit.jp

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東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんは今年で71歳。太平洋戦争末期の1945年2月、福岡県福岡市で誕生。幼少期から自然科学に興味を持ち、福岡県立福岡高等学校を卒業後上京し、東京大学理科二類に進学しています。

福岡県福岡市出身の大隈先生の受賞により、地元福岡市は大いに喜んでいます。母校の福岡高校では、高校時代の同級生や井上拓夫校長らが受賞発表に歓声をあげました。福岡から受賞がでて非常に喜ばしいです。今後の科学の発展に、大隈先生には後進の育成に今後も尽力していただきたいですね。

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オートファジーとは?わかりやすく解説

オートファージとは、真核生物という、核膜に包まれた核があるすべての生物が持つ細胞内のはたらきで、細胞の中で古くなったりして正常に機能しなくなったたんぱく質など分解するはたらきを果たしているものです。「オート」は「自分」、「ファージ」は「食べる」ということを意味しており、その名のとおり自分自身を食べる。つまり自分自身を分解するはたらきです。これにより、細胞の異常を未然に防いだり、栄養が足りないときにたんぱく質を分解して新しいたんぱく質やエネルギーを作り出す役割を果たしています。

研究のスタートは、真核生物である菌類の酵母菌。オートファジーの仕組みの解明に取り組み、この仕組みを制御している遺伝子を世界で初めて発見しました。

出典:www.cellcycle.m.u-tokyo.ac.jp

出典:www.cellcycle.m.u-tokyo.ac.jp

オートファージの詳しい仕組みはこうです。真核生物が細胞の中にもつ器官を細胞小器官といい、ミトコンドリアや小胞体などのことをいいます。これら細胞小器官は、古くなると新しいものに常に入れ替わってますが、このとき入れ替わりを手助けしているのがオートファジーです。

古くなったり異常をきたした細胞小器官や細胞内のタンパク質は、膜につつまれて隔離されます。この膜に、分解酵素を含んだ小胞であるリソソームが付着し、膜内に分解酵素を流し込みます。この分解酵素のはたらきで、いらなくなった細胞小器官やタンパク質が分解され小さな分子のアミノ酸に分解されます。アミノ酸の分子は小さいので、膜からしみ出していき、細胞内に拡散します。このアミノ酸が新たに作り出されるタンパク質の材料になるわけです。
細胞の中にある小器官や細胞質(細胞の中に詰まっているタンパク質)が古くなると、膜に包まれる。これに分解酵素を持つリソソーム(植物では液胞)がくっついて分解酵素が流し込まれると、アミノ酸に分解される。アミノ酸は小さいので、膜から出ていき、膜の中には分解酵素だけが残る(オートリソソーム)。膜の外に出たアミノ酸は細胞内のタンパク質を合成するための栄養として再利用される。この一連の仕組みがオートファージです。

パーキンソン病などの神経の病気の一部ではオートファジーの遺伝子が、正常に機能していないことが分かっていて、予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されています。また、オートファジーの機能を止めることによってがん治療への応用の道もあるようです。複雑に多くの条件や仕組みが絡み合う生命現象。いろいろな病気の原因解明や治療に、オートファジーは使えるようになると考えられています。

高校生物で学習するのは、細胞小器官やタンパク質が常に新しいものに入れかわっているというところまででしたが、研究ではどうやって古いタンパク質などが壊され、新しいものに作り替えられるかがわかります。こう考えると、高校生物非常に興味深いものになり、勉強の意欲がわきますね。

大隅良典栄誉教授の母校の福岡高校とは?

福岡高校といえば「福高(ふっこう)」という呼び名で親しまれています。福岡県立の高校で、福岡市博多区堅粕一丁目に校舎があります。福岡市内では福岡県立福岡高等学校、福岡県立修猷館高等学校、福岡県立筑紫丘高等学校を「御三家」と呼んでいて、福岡市内でトップ3の進学校になります。偏差値で言うと御三家すべてが70以上の高校です。

また、福岡高校は、博多祇園山笠の「千代流」校区に位置するので、舁き山が校内に入る唯一の高校です。ヤマをかく男子生徒は公欠扱いとなる特徴も福岡高校ならでは。

出典:fukuchu-fukkou.jp

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ノーベル賞受賞たちの共通点とは?

日本人のノーベル賞受賞者が近年多いようです。日本の科学は世界でもトップクラスの実力を持っています。自分の力を十分に引き出すために、過去の科学者たちのはたらき方などを参考のしてみてはいかがでしょうか。

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