【福岡・自然】博多湾の和白干潟は水鳥の宝庫!博多人工島埋立計画の裏側

東区『和白干潟』貴重な自然が残るスポット

福岡市東区にある和白干潟は、博多湾の東奥部にある約80haの干潟になります。この和白干潟には、多くの貝やゴカイ、カニなどの底生生物が棲息していて、これらを求めて多くの魚や水鳥たちが集まってくる干潟になっています。多くの渡り鳥も飛来し、1980年以降の記録によれば238種類の野鳥が記録されています。中でもミヤコドリの定期的な渡来地として全国的に有名な干潟になっています。

冬は渡り鳥のバードウォッチングで賑わう和白干潟ですが、春は潮干狩りのスポットとして多くの人々がこの干潟を訪れます。夏は磯遊びで賑わい、四季を通して市民の憩いの場として親しまれています。福岡市にとっても貴重な和白干潟。開発と自然の共存はできるのでしょうか。

参考:アイランドシティ開発の現在

出典:http://ameblo.jp/miyat007/

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博多湾人工島埋立計画の影響を受ける『和白干潟』

多くの生物が棲息する和白干潟。日本でも少ない砂質の干潟と自然海岸が豊かな生態系を育んできました。しかし、現在和白干潟は人工島の埋立工事により、潮流等の変化で干潟の生態系は大きなダメージを受けています。実際に赤潮等の発生も見られ、水質も急激に悪化。多くの水鳥で賑わった和白干潟の飛来数も大きく減少しています。

和白干潟は、多くの生物のいとなみで、博多湾の海水を浄化するはたらきがあります。底生生物や植物等のはたらきで毎日約21万人分、沖に工事中の人工島埋立海域401haでも、約51万人分の糞尿分解作用があると試算されています。まさに自然の下水処理場です。

また、稚魚や稚貝が育つ場所としても大切な干潟で、博多湾全体の生態系のゆりかごにもなっています。子供たちが自然を体験し、学ぶ、環境学習の場としても大切な和白干潟。この大切な自然を後世に残そうと、和白干潟はラムサール条約登録を目指しています。

貴重な自然を後世に残していくことは重要です。現在住んでいる我々だけで自然を浪費してしまってよいのでしょうか。福岡市は人口増加が大きく、開発が進んでいる市町村です。特に東区の人工島、―周辺の開発は目覚ましいものがあり、福岡市の発展に大きく貢献しています。しかし、豊かな自然を残すことも大切。自然と共存できる開発が行われるよう市民の目を光らせて起きたいいですね。

参考:【福岡・人口】平成27年「国勢調査」速報値発表!人口増加No.1は?

出典:ja.wikipedia.org

出典:ja.wikipedia.org

九州のラムサール条約登録湿地

ラムサール条約は湿地の保存に関する国際条約で、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守るためにつくられました。1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効しています。締約国は自国の湿地を保護する国際的な責務を負います。現在、日本を含む168か国が加入していて、2208か所の湿地が登録されています。

日本では50か所が登録されており、九州では沖縄を含めると11カ所が登録されています。生態系を守るラムサール条約に登録されている湿地を九州地区のみご紹介します。

  • 東よか干潟(佐賀県佐賀市)
  • 肥前鹿島干潟(佐賀県鹿島市)
  • くじゅう坊ガツル ・タデ原湿原(大分県竹田市九重町)
  • 荒尾干潟(熊本県荒尾市)
  • 藺牟田池(鹿児島県薩摩川内市)
  • 屋久島永田浜(鹿児島県屋久島町)
  • 久米島の渓流・湿地(沖縄県久米島町)
  • 漫湖(沖縄県那覇市豊見城市)
  • 慶良間諸島海域(沖縄県渡嘉敷村座間味村)
  • 与那覇湾(沖縄県宮古島市)
  • 名蔵アンパル(沖縄県石垣市)

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