【九州大学・サイエンス】人って何でできてるの??龍崎先生が小学生にもわかりやすく解説!

『人って何でできてるの??』九州大学先導物質科学研究所助教 龍崎 奏 先生

人は何からできているのでしょうか?この宇宙に存在する物質はすべて「元素」からできています。元素の種類はたったの118個です。すべてこの「元素」がレゴブロックのように組みあがることで形を作っています。同じ元素からできているのに、なぜ人と物はこんなにも違うのでしょうか。最先端の研究をもとに小学生にもわかりやすく科学の魅力を伝えてくれました。

龍崎奏先生は現在、九州大学の先導物質科学研究所で助教として研究を進められています。以前は、物理中心の原子力や太陽光発電関連の研究を進められていましたが、現在はヒトのDNAに関する研究を進められています。千葉県出身で、東京工業大学で原子力を専攻し、研修生としてIAEA(国際原子力機関)でも働かれた経験があります。帰国後は大阪大学を経て、九州大学先導物質科学研究所で助教として日々研究を進められています。

龍崎先生

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最先端のDNA検査方法

ドラえもんは生き物ですか?今回の子ども向けの講演では、ドラえもんとのび太君の共通点と違いを比較しながら、生物やいろいろなものがどんなものからできているのか、子どもたちの興味を引くような例を挙げ笑いを交えながら説明してくれました。

人も含め、この世界に存在する物質は原子でできています。みなさんは原子を実際に見ることができると思いますか?最先端科学では実際に原子を見ることができます。最初に観察された原子は「ケイ素(シリコン)」という原子。原子番号14番の原子でしたね。プローブ顕微鏡という最先端の顕微鏡で見ることができるようです。

この原子が集まっていろいろな物質がつくられています。例えば水はH2O。構造式で書けばH-O-H。お酢はC2H4O6、お酒C2H6O。水もお酢もお酒も味は全然違います。しかしそれらを構成している原子はわずかな違いです。人間の舌はこのわずかな原子の違いを識別することができるのです。このような生物の魅力にひかれて龍崎先生は生物に関する研究にのめり込んでいったそうです。

先生が現在研究しているのは、新しいDNAの検査方法。小さな穴の中にDNAを通して、流れる電流の違いによりDNAを識別できるという画期的な検査方法です。この研究が進めば、DNAの鑑定やゲノムの解読などが、短時間で低コストで行うことができるそうです。検査方法が確立すれば、これから自分がどのような病気になるかが事前にわかったり、薬の処方では一人一人に合った薬を処方できます。日々の健康状態も体温計のように測定することができるようです。研究を進める前提は「何でだろう?」という興味や疑問からスタートしますが、その研究が進めば「人や世の為になる。」みなさんも色んなものに興味を持ってほしい。と語ってくれました。

言語能力や学力は遺伝子の影響を受けにくい!

受験生に朗報です!遺伝子研究の最先端を走る龍崎先生から、勉強や学力に関するアドバイスをいただきました。人の性格や性質などには遺伝子の影響などを受けやすいものと受けにくいものがあるようです。例えば、音楽の才能や運動能力は遺伝子の影響大いに受けるようです。しかし、言語能力などは遺伝子の影響を受けにくいようで、生まれてからの環境や教育環境でほとんど決まるようです。

努力すれば、いろいろなものを習得することができます。若いうちはいろいろなことを経験して、どんどん自分に刺激を与えてください。あとは自分を信じて突き進んでください。

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