福岡のら猫から感染で女性死亡!コリネバクテリウム・ウルセランス感染症とは

主に猫や犬などから感染する人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」に、福岡県の60代の女性が感染し亡くなっていたことが判明しました。

2016年に福岡で感染し女性死亡

猫

感染が判明したのは今月14日、福岡県の60代の女性が2016年5月に感染していたことが判明しました。主に動物から感染する感染人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」によるものです。この感染症で死者が出るのは、国内で初めてだということです。

女性は呼吸器不全で救急搬送され、3日後に死亡しています。血液から菌が検出され、女性が屋外で餌をやっていた3匹の猫のうち1匹から、同じ菌が検出されたことから感染経路が確定されました。

感染人獣共通感染症とは、家畜やペットなどの動物にも、人にも感染する感染症で、リスクが高いものだとペストやエボラ出血熱などもあります。今回検出されたコリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、動物が持つコリネバクテリウム・ウルセランス菌に感染することで発症します。

症状は風邪に似ており、のどの痛みやせきなどが出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもあります。人から人にうつることはぼありません。動物との濃厚な接触はできるだけ避け、咳やくしゃみをしている動物には近づかないように心がけることが重要です。

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コリネバクテリウム・ウルセランス感染症とは?

ジフテリア菌と同様に、コリネバクテリウム属に分類されるコリネバクテリウム・ウルセランスという細菌によって引き起こされ、ジフテリアによく似た症状を示す感染症です。ジフテリアの発生が最後に報告されたのが1999年で、現在では稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。

コリネバクテリウム・ウルセランスに感染した場合、基本的にジフテリアと類似した症状を示します。呼吸器感染の場合には、初期に風邪に似た症状を示し、その後、咽頭痛、咳などとともに、咽頭などに偽膜を形成することがあります。この偽膜によって呼吸器困難に陥り、死に至るケースもあるようです。

2001年から2017年11月末までに国立感染症研究所で発生を確認しているものは、25例と少ないですが、感染した場合、呼吸器困難などの重篤な症状を発症しているケースも少なくありません。

ペットなどの動物の飛沫感染が大きな感染経路となっているようです。くしゃみや咳をしている動物にはできるだけ近づかないようにし、濃厚な接触をしないようにすることが防止策の一つです。

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