【高校生のための政治哲学】4つの代表的な立場を考える

2016年は、政治が大きく動いた1年になりました。イギリスのEU離脱の国民選挙、アメリカの大統領選挙など大接戦の末、僅差で勝敗が別れました。高校生にとっても、18歳選挙が始まり、選挙についても身近になり、考える機会も増えたと思います。今回の記事では、政治哲学の4つの代表的な立場を紹介します。

4つの代表的な立場

それでは紹介していきます。

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功利主義

イギリスの哲学者であるジェレミー・ベンサムが創始者と言われ、個々人の喜びを増やし苦しみを減らすことで、社会全員の幸福の総和を最大にしようという考え方です。

一人一人の喜びや苦しみを「量」として把握した上で、喜びから苦しみを引くとその人の幸福がわかるといった算数的な考え方ができます。その量を合計し、最大にするのが正しい行為であり政策だという考え方です。

たとえば、自動車の商業化も、一般化もその功利主義の考え方になります。車は、交通事故などない方がいい事態も起こりますが、それよりも、車を使うことで、多くの人が便利に、また経済の発展の側面からも、車はあった方が、その幸福の量は増えるという点で、車は広まっていきました。損より得が多い場合、それは、良しとする考え方ですね。

リベラリズム(自由主義)

基本的人権として考えられる結社の自由、言論の自由といった政治的自由を尊重するとともに、福祉の権利も重視する立場です。この立場をとる代表的な哲学者がホッブズ、ロック、ルソー、カント、ヘーゲルなどです。

リバタリアニズム(新自由主義)

政治的自由とともに経済の領域における自由を重視する立場。自分が労働によって正当に得た物は自分のものと考えて、所有権を非常に重視しています。例えば、福祉のためとはいえども累進課税で国家が強制的に取り上げることには反対します。規制緩和、民営化の思想でもあります。リベラリズムよりも、さらに自由度を高めた政治思想となります。

コミュニタリアニズム(共同体主義)

リベラリズムやリバタリアニズムはあくまでも人権というように個人を中心に考えますが、コミュニタリアニズムは人々が共にあることに注目し、共に考え、共に行動する共通性を重要視しています。歴史的に形成されてきた共同体の伝統の中でこそ個人は人間として完成され、生きていけるとする立場です。

一長一短ある政治的立場

代表的な政治的立場のまとめでした。日ごろ、自分がどんな立場に属するのか。または、さらに分野を細分化し、「政治的、経済的には、どういう立場にいるのか。」など思考することは大切なことと考えています。自分の人生にとって、何が最も大切なのかという軸を持ち、常に思考を続けることこそが大事な時代です。自分の人生に責任を持った日々を送るきっかけになればと思います。

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