九大・新海征治ノーベル化学賞候補!分子機械の研究

2016年ノーベル化学賞候補「

現在、九州大学高等研究院の特別主幹教授に就任されている新海征治先生は、「」の研究が高い評価を得ており、その功績から「ノーベル化学賞」の候補として挙げられています。この研究は生体内ではたらく分子に機械的な役割を持たせる研究で、複雑な生命現象を解明する先駆けとなる研究です。

出典:www.kyutech.ac.jp

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分子機械とは?

分子機械とは、原子が集まってできた分子に、機械のような機能を持たせようという考え方です。アゾベンゼン(有機化合物の一種で、2個のベンゼン環が -N=N- アゾ基でつながった構造)とクラウンエーテル(一般構造式 (-CH2-CH2-O-)n で表される大環状のエーテル)という2つの化合物を組み合わせて、光を当てることで分子構造が変化し、つかまえるイオンの種類が変わる分子を設計することに成功しました。

出典:http://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/

出典:http://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/

アゾベンゼンには、シス-トランス異性体(幾何異性体)が存在します。光を当てる前のアゾベンゼンはトランス型と呼ばれる構造をしており、ナトリウムイオンを捕まえますが、そこにUV光を当てると分子の構造が変化し、シス型という構造になり、少し大きなカリウムイオンを捕まえるようになります。再び可視光を当てるとナトリウムイオンを捕まえるようになり、光を当てることで、まるで機械のように構造を変化させることができるのです。

その他多数の功績

新海先生は、その他にも多数の研究を行われており、社会に大きな貢献をされています。

  • スエヒロタケの抗腫瘍活性糖鎖シゾフィランが、核酸と結合して三重らせん複合体を形成することを発見
  • カリックスアレーンの機能材料化やそれを用いたフラーレンの画期的新精製法の開発
  • ボロン酸の化学修飾による世界唯一の実用的人工糖センサーの開発
  • シリカなどの無機物質へのキラリティ転写 など

その業績の数々により、Wiley社が発行する世界的に著名な化学雑誌であるAngewandte Chemie 誌のアドバイザリー・ボード(顧問委員会)の委員を2000~2009年に務めるなど、日本が世界に誇る科学者といえます。

今後は後進の育成に力を入れていきたいと、さまざまな活動にも力を入れているようです。新海先生のように世界で活躍する科学者が多数出てくることを期待しています。

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