今回、巷を盛んに賑わうようになっている「AI」と「BI」について解説していこうと思っています。実は、この「AI」と「BI」は、意味が主に2つあって、使われている場面で、それぞれ「AI」と「BI」と使い方が異なってきます。
A.IとB.I
「A.Iの世界とB.Iの世界とまったく異なった」というセリフがあったとします。みなさんは、「A.I」と「B.I」どのような解釈をするでしょうか。こういう場面では、A.I(アフターインターネット)、B.I(ビフォーインターネット)という意味合いで使用されていると推測できます。
A.I(アフターインターネット)の世界とB.I(ビフォーインターネット)の世界では、大きく世界は様変わりしましたよね。1995年のインターネット元年を先として、A.I(アフターインターネット)の世界は始まります。1995年は、マイクロソフトからWindows95が発売され、その年には、Yahoo!やebayやamazon.comが開始されています。2007年には、iPhoneが発売され、コンピュータは、手のひらサイズとなり、一気に普及していきましたね。
AI(人工知能)
「人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。」とされています。
AIの注力領域
- ビッグデータ
- ディープラーニング
- 人工知能の影響力や脅威
以上の領域に関して、2つのタイプのAI(人工知能)つまり、個別の領域に特化して能力を発揮する「特化型人工知能」と、異なる領域で多様で複雑な問題を解決する「汎用人工知能(GAI)」=強いAIからアプローチしています。
ディープラーニングの研究・開発そして活用が肝になるのではと思っています。
今後のAIの進化
カーツワイル氏によると、技術革新は線形ではなく指数関数的に拡大するものであり(収穫加速の法則)、2045年頃には「人間のテクノロジーと人間の知性が融合する」ことになり「人間の脳の限界を、人間と機械が統合された文明によって超越することができる」ようになると進言しています。汎用人工知能(GAI)がより活躍していく世界となっているでしょう。
たとえば、仕事はAIに任せて、人間は、時間をどう使うかだけを考える時代になっているかもしれませんね。今日は、どんな思い出を造ろうかと。幸せだけを考えて生きていけるようになるのではないでしょうか。
AIと教育
これまでの教師の役割が変わるでしょう。教える仕事は、AIを搭載したヒューマノイド(人間型ロボット)になるでしょう。教師の役割は、調整役。調整役とは、ファシリテーター、コーディネーター、コンサルタントといった役割を総合したもので、AIと生徒たちの橋渡しや生徒の理解を深めるサポートになるでしょう。また、これまで多くの教師が抱えてきた雑務もAIの協力によって、大きくその負担は軽減されていくのであろうと思われます。
BI(ベーシックインカム)
BI(ベーシックインカム)とは、収入に関係なく、一定の額を毎月全国民に支給するという制度のことです。国民全員の生活を保障する一方で、生活保護や年金などの複雑な社会保障を根本的に変えうる潜在性をも秘めているそんな制度です。
今年からフィンランドでは、社会実験が始まるなど注目を浴びています。
BIの議論の背景
- 社会保障の限界…生活保護や年金、失業保険など、20世紀を支えてきた社会保障がどんどん複雑化し、限界を迎えていること。
- テクノロジーの発展…人工知能(AI)や、機械の自動化の進展で、人間が完全雇用を維持するのが難しくなっていること。
まとめ
世の中の変化のスピードは早く、2010年以降、それは既得権益や古い制度へと矛先を向け、その大きな壁に穴を開けようとしています。まったく新しいルールの世の中がもうまもなくなのかもしれません。
せっかくなので、そんなうなりを感じながら生きていたいですよね。
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