【地震・原発】九州の地震と原発事故について考える

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地震大国日本にとって地震の被害は避けて通れません。地震が発生したときに起こる災害で恐ろしいものとして、火災や津波などがあげられますが、それに加えて「原発」もその対象になるのではないでしょうか。今日は福岡の地震と原発について考えていきます。

地震と原発

2011年に起こった東日本大震災はまだ記憶に新しいですが、復興により以前の姿に少しずつ戻りつつあります。そんな中、福島第一原子力発電所事故の影響は依然として残っており、放射能汚染が復興の手をさまたげています。福島第一原子力発電所の原子炉は、2011年3月の東日本大震災で4基が2012年4月に廃止され、2014年1月に残る2基も廃止となり、第一原子力発電所自体もこの日をもって廃止されました。

福島第一原発は、巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失し、核燃料の冷却システムが崩壊したことがメルトダウンの原因になっています。東日本大震災レベルの何百年に一度の巨大地震が発生したときに、人間の手で制御できない原発。現在も放射能汚染に苦しめられている方々のことを思うと胸が痛みます。

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現在稼働中の原発

2018年11月現在、稼働中の原発は関西電力の大飯発電所3号機と4号機、高浜発電所3号機と4号機、四国電力伊方発電所3号機、九州電力玄海原子力発電所3号機と4号機、川内原子力発電所1号機と2号機の合計9基になります。定期点検や運転停止中で稼働していない原発も含めると、運用中の原発は全国で37基になります。

2018年11月時点で廃炉・解体が決定している原発はもんじゅを含めると21基。福岡のすぐ近くにある、佐賀県玄海町の玄海原子力発電所1号機も2015年4月27日に廃炉が決定しています。

現在新基準のもとで、再稼働への申請を提出している原発がたくさんありますが、中には建設後40年を超えているものも少なくありません。60年までは問題ないといわれているようですが、老朽化した原発の再稼働の是非には今だ疑問が残るのも事実です。

九州電力玄海原発3、4号機

出典:朝日新聞

黄色線は被ばく線量が1週間で100ミリシーベルトを超える範囲 出典:朝日新聞

佐賀県玄海町にある九州電力玄海原発では、3、4号機が11月9日に新規制基準に適合していると事実上認定されました。これにより、3号機と4号機がそれぞれ2018年に再稼働しました。2号機は以前定期点検中のまま、1号機は廃炉が決定しています。

新規制基準を通過した玄海原発。最大の地震の揺れを想定し、約6メートルの津波も想定内に入れて基準を通過したようですが、まだまだ問題も多く残っているようです。原発から半径30キロ圏内の離島の住民達の避難計画が不十分なことと、運転で出る使用済み核燃料の保管スペースが不足している点です。

新基準のもと原発を再稼働するためには、原発の半径30㎞圏内の避難計画の策定が必要になります。小さな島が点在する玄海地区には圏内に17の離島があり、約2万人が住んでいます。地震が発生した場合に起こる津波のことを考えると、島外への避難が難しく、島内の避難施設の放射線防護対策も進んでいない状況です。

原発のゴミ問題も残ります。玄海原発では、使用済み核燃料プールの容量が逼迫した状態になっています。来年に3,4号機が再稼働すれば5年程でプールが満杯になる計算になっています。九電は燃料の間隔を詰めて容量を確保する考えを示していますが、もしものことを考えるともっと安全な方法を検討すべきだとの指摘もあるようです。

また3号機は、ウランとプルトニウムを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を使う計画になっています。MOX燃料は、通常の使用済み核燃料よりも処理が困難です。この原発のゴミを処理するためには新たな施設を建設する必要がありますが、現在建設の見通しは全く立っていないのが現状です。

玄海原発と福岡

佐賀県玄海町にある玄海原発ですが、もしも福島第一原発のような事故が起こった場合、福岡にも影響が及ぶのでしょうか。朝日新聞が掲載していた資料を基にすると、最悪のシナリオで、放射性物質が1週間に100ミリシーベルトを超える量が飛散する地域に、福岡県の糸島市の一部が入っています。

また、半径40km県内になると、福岡市西区もその範囲に入ります。偏西風の影響で、放射性物質が東の方にもっと流れることを想定すると、福岡市中心部への影響も出てきそうです。二酸化炭素を排出しない原子力発電ですが、現在その安全性が問題になっています。

今後も原発についての情報を随時発信していきたいと思います。

福岡と地震についての記事

福岡の地下に眠る活断層、南海トラフ地震が福岡に及ぼす影響、地震が発生したときの対応の仕方、地震の前兆などなど、福岡県民に必要な情報を多く掲載しています。下のリンクから記事に飛べるようになっています。
参考https://fukuumedia.com/category/jishinn/

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