高校公立入試国語の「課題作文の対策と書き方」についてまとめています。福岡県の公立入試の国語では、大問4番で課題作文が出題されます。配点も最も高いため、ここで確実に得点をとるということが不可欠です。それでは、課題作文の対策と書き方です。
課題作文とは
テーマと文字数など条件が与えられ、その条件に沿ったかたちで作文を書くことです。条件から逸脱されると、原点されるか、大きく逸脱している場合、採点されません。ですので、「条件」をしっかり確認しながら、記述していくことが大事です。
福岡県での作文での条件
- 段落の数の指定(3段落指定が多い)
- 接続詞の指定(例)第2段落の冒頭は、「したがって」を使えなど
- 自分の経験などの具体例を示す
- 自分と反対の立場の良い点を入れる。
- 自分の考えを明らかにする。
- 理由を必ず入れる。
など、与えられた課題によって、条件は変わります。
作文の書き方
- 時間配分(15分以内で書けるようになっておくことが望ましい)
- 文末の結びは「です、ます調」または、「だ、である調」でそろえます。
- 話し言葉(ちゃんと、だよね、ちょっと)などは使わってはいけません。
- 原稿用紙の9割以上は埋めましょう。
- 段落の最初は1文字開けましょう。
- 読点、句読点をしっかり付ける。
- 濃い鉛筆で、大きく丁寧な字で書く。
- 結論は、前向きな形で終えましょう。
作文を上達させる方法
作文は、上記のことを踏まえて、書いて、必ず添削をしてもらい、書き直す作業が大事です。書くだけ、添削してもらっただけでは、作文を書く力は上達しません。同じ課題を2,3回書き直すこのことが大事です。
よく出るテーマ
- 学校の人間関係(学校行事、ボランティアなどの思い出を通じて)
- 中学校で頑張ったこと
- 高校生活で頑張りたいこと
- 地域社会との関係(職場体験、お祭りのマナーなど)
- 情報化社会(スマホの使い方・対応)
- グローバル化社会(外国人への文化を紹介、季節、世界遺産など)
- 社会問題(活字離れ、漫画、18歳選挙権など)
- 言語の変化(流行語や尊敬語や言葉づかい、日本の方言など)
- グラフや表の読みとり
などがよく出題されます。
コメント