福岡の観光名所の一つとして、太宰府天満宮があります。海外からも多くの観光客が訪れる世界的にも人気がある場所になります。その太宰府天満宮の参道の途中に座っている牛をご存知でしょうか。今日は、この牛の像について紹介します。
太宰府天満宮の牛の像にはどんな意味がるのか
太宰府天満宮は、平安時代に活躍した「菅原道真(すがわらのみちざね)」の墓所の上に社殿を造営しお祀りしている神社です。 「学問・至誠・厄除けの神様」として有名なこの太宰府天満宮ですが、神社の境内にある「牛の像」が座っているのに疑問を持たれた方は私だけではないでしょう。
菅原道真は、無実ながら左大臣「藤原時平」の政略により京都から大宰府に左遷されます。左遷から2年後の903年(延喜3年)、菅原道真は大宰府政庁の南館で失意の中、病のため死去します。
遺骸を牛車に乗せて進んでいると、車を引く牛が急に座り込んで動かなくなりました。これは菅原道真の意志であるものとして、遺骸はその地に埋葬されることとなり、のちに立派な社殿も建立されます。太宰府天満宮の境内にある牛の像が座り込んでいるのは、この逸話が元になっているからです。
太宰府天満宮の「牛の像」は全部で11頭!
境内にある「牛の像」を触ると、触ったところが良くなったり、頭が良くなるといわれています。学問の神様として有名な太宰府天満宮には、受験を控えた学生が多く訪れるスポットでもありますので、牛の像の角や頭はいつもぴかぴかで、触られすぎて金属光沢が出ています。
ところで、この牛の像ですが、銅像・石像合わせて全部で境内に11頭もあるようです。意外なところに隠れていたりしますので、天満宮に立ち寄られた際に探してみるのもいいかもしれませんね。11頭全部の頭を触ると、超スーパー天才になれるかも。
太宰府天満宮詳細
- 場所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
- 電話:092-922-8225(9時~17時)
太宰府天満宮は福岡随一の梅の名所
太宰府天満宮のシンボルマークにもなっており、参道にも梅が枝餅が売られていることからわかるように、太宰府天満宮は福岡随一の梅の名所になっています。
梅の時期になると、梅に関連した催しが多く行われます。そんな太宰府天満宮の梅情報をお伝えします。
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