福岡県も梅雨シーズンに入りました。梅雨の始めはじめじめとした蒸し暑い感じが何とも不快ですね。恵みの雨をもたらすなくてはならない季節ですが、何とかこのじめじめ感を吹き飛ばしたい。そんなあなたにお勧めに企画です。「夏の心霊特集!」と題打って、福岡県や九州各地の心霊スポットをご紹介します。
夏の心霊特集!大野城市『牛頸ダム』
夏の心霊特集の記念すべき第1弾は、福岡県大野城市にある「牛頸ダム」。福岡県民なら一度は聞いたことがある心霊スポットではないでしょうか。筆者は相当なビビりなので、夜に心霊スポットに行く勇気はありませんが、明るい昼に訪れた心霊スポットの紹介はできます。実際どうなのか率直に書いていきたいと思います。
牛頸の地名の由来は?
大野城市牛頸。ここに「牛頸ダム」という心霊スポットが存在します。まず、地名からして少し恐怖感を覚えます。
「牛頸」という地名の由来には、いくつかの説があるようです。
- かつて菅原道真公が左遷され、太宰府に行きつくまでに、この地で御牛が首を垂れて動かなくなった(休んだ)
- 牛頸地区の西に位置する古野山の形が、牛が首を伸ばした形に見えることからその名が付いた
- 縄文時代、牛頸地区付近は海岸線になっていたことから、アイヌ語の「海の入り江」を表す「うし」から来た
- 古墳時代や飛鳥時代にやってきた渡来人の故郷の地名「牛頭」が変化してつけられた
などが「牛頸」という地名の由来ではないかと伝えられています。地理的には住宅地が丘の上に密集する住宅街といった場所です。福岡市にも近く、マイカー通勤するにはいい場所ではないでしょうか。
牛頸ダムとは?
この「牛頸ダム」には、夜に「赤い服」を着て訪れるとオバケに切りつけられる。などのうわさがありますが、昼にいった感じでは、釣り人やジョギングをする大人たちが多く集う、憩いの場になっています。景色もよく、森林のすき間から福岡市の街を垣間見ることができます。
池の周遊道路には、アジサイのはなが植えてあり、釣りをする少年や、ジョギングを愉しむ男性がたくさんいます。1周ジョギングするのにちょうどいい距離で、森林に包まれた道は空気が澄んでいます。気持ちよくランニングできるスポットになっているようです。釣りにももってこいの場所で、ダム周辺ではルアーフィッシングを愉しむ釣り人が点在していました。
そんな中気になったのが、ダム周辺にある立て札です。「自殺防止」の立て札が何枚か立てられていて、「牛頸ダム」の夜の顔を少しのぞかせていました。ここは、自殺者がよく出る自殺の名所でもあったのです。確かに、森林に包まれた気持ちのいい場所ではありましたが、どこか影があるような、薄暗いというか、じめっとした感じがあったのも確かです。
夜にお邪魔する勇気はありませんが、ドライブやジョギングにはいい場所ですので、お昼に来ることをおすすめします。それから、牛頸川はホタルの名所にもなっているようです。綺麗な清流にはたくさんのホタルが住んでいるようで、こちらもいつか訪れたいと思っています。
訪れたときは、あいにく曇り空の天気でしたが、晴れた日は青空のもとに福岡市が広がり、とても素晴らしい景色になると思います。今度訪れる際には晴れていることを願います。
「牛頸ダム」詳細
- 場所:福岡県大野城市牛頸481
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