【福岡・五ヶ山ダム】福岡県で最大のダム

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福岡県で最大のダムは、2019年に竣工した那珂川市にある五ケ山ダムになります。壮大なスケールのダムの魅力と、アウトドアを楽しめるGOKAYAMA CROSSについてご紹介します。

福岡県最大のダム「五ケ山ダム」

五ケ山ダム

福岡県で最大のダムといえば、2019年に竣工した那珂川市の「五ケ山ダム」になります。福岡市内を南北に流れる二級河川である那珂川に建設されたダムになります。2020年内に朝倉市に福岡県で最大となる小石川ダムが竣工予定ですが、その完成までは、五ケ山ダムが最大のダムになります。

那珂川市と福岡市は、たびたび那珂川の氾濫の被害を受けてきました。その治水目的で五ケ山ダムが建設されています。また、一級河川が流れない福岡市は渇水にもたびたび見舞われます。渇水対策としての機能も併せ持った多目的ダムになります。

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五ケ山ダムからの景色

五ケ山ダムかなり大きなダムですので、景色も晴れた日はとてもきれいです。はるか遠くに福岡市を垣間見ることができます。

五ケ山ダム 景色

反対側は水がタプタプと満水です。かなり大きなダムであると実感できます。

五ケ山ダム 満水

GOKAYAMA CROSS(五ケ山クロス)

五ケ山クロス

五ケ山ダム周辺に開発されたアウトドア関連施設です。福岡都市圏から最も近いアーバンアウトドアの聖地として、2019年から話題となっています。

五ケ山クロスの施設は4つで、五ケ山クロスの拠点となる「BASE」、新感覚のキャンプが楽しめる「CAMP SITE」、川遊びを楽しむ「RIVER PARK」、バンガローや野外バーベキュー場を擁する「BUNGALOW SITE~GREENPIA NAKAGAWA~」など、自然に没入できるシチュエーションが準備されています。

  • BASE
    (ベース)
    「モンベル福岡五ケ山店」のほか、那珂川産の食材をふんだんに使った料理を提供するカフェレストランと「展望デッキ」を備える五ケ山クロスの拠点です。眼下に広がる美しい湖畔、自然豊かな脊振山系の山々の眺望を楽しむことができる場所です。
  • mont・bell GOKAYAMA BASE CAMP
    (モンベル五ケ山ベースキャンプ)
    モンベルが手がける全国初のキャンプ場。新発想の常設テントサイトや電源付オートサイト、犬とともにキャンプができるドギーサイト、高さ約8メートルのクライミングウォールなどを備え、様々なキャンプのニーズに応える総合キャンプサイトです。
  • RIVER PARK
    (リバーパーク)
    五ケ山ダム直下の川遊びが楽しめる公園です。総貯水量・堤体の長さともに福岡県1位である五ケ山ダムがもたらす恵みある河岸は家族連れの行楽にもぴったりです。
  • BUNGALOW SITE~GREENPIA NAKAGAWA~
    (バンガローサイト グリーンピアなかがわ)
    バンガローや野外バーベキュー場、水遊び場などが集まるキャンプ村と、四季折々の花を楽しめる花園や力いっぱい走り回れる広場などを有するスキップ広場があります。

詳しくは、https://nakagawa-gokayama.com/でが確認ください。

五ケ山ダムの建設

五ケ山ダム堤

福岡市内への水の安定供給を目的として、福岡県那珂川町大字五ケ山にダムが建設されました。福岡市内から那珂川市を抜け、坂本峠方面に向かったところにあります。

福岡市の弱点は「水」です。地理的条件から大きな河川が市内を流れていません。なので度々大渇水に見舞われてきました。特にひどかったのが昭和53年の未曾有の大渇水。最大19時間もの給水制限が行われ、287日間にも及ぶ異常渇水になっています。この昭和の大渇水で福岡市は市民生活及び都市活動に極めて大きな打撃を受けました。

福岡市の水資源の確保を目的に、福岡県と福岡市が共同し、通常の利水容量の他に、渇水対策容量を併せ持つダムの建設に乗り出しました。平成24年6月27日ダム本体工事に着手。現在急ピッチで建設が進められます。総事業費は約1,050億円うち福岡市負担分368億円で、2019年に竣工しました。

『五ヶ山(ごかやま)ダム』なぜ必要?4つの利用目的を確認

現在那珂川町に建設中の『五ヶ山ダム』には4つの利用目的が設定されています。洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水、異常渇水時の緊急補給という4つの目的があります。

五ケ山ダム 説明

洪水調節

那珂川は、那珂川町から福岡市内中心部へと流れる川で、度々洪水を発生させている暴れ川でもあります。平成21年7月の豪雨では、那珂川町役場が浸水するなど大きな被害が発生しましています。また、福岡市内の那珂川周辺は、ビル群が立ち並ぶ地域も多く、大規模な河川拡張工事ができないのも現状です。そのため、那珂川の上流に建設する『五ヶ山ダム』には、洪水調節の目的が必要になるのです。約800万m³の洪水調節容量が設けられます。

流水の正常な機能の維持

那珂川水系の流水は古くから利用されていて、現在は、農業用水、水道用水及び工業用水が取水されています。河川の流量が少ないときに放流して、河川環境の保全、農業用水や水道水の安定供給を図ります。容量は約1,250万m³で、平常時から10年に1度の渇水時まで対応できるようになっています。

水道水用

福岡都市圏の安定給水を確保するため、約260万m³の水道用水のための容量が確保されます。これにより、福岡地区水道企業団の供給能力は1日最大10,000m³増えることになり、福岡市市が福岡地区水道企業団から受水する水量も、1日最大3,200m³増えることになります。

異常渇水時の緊急補給

10年に一度の異常渇水を超える大渇水に見舞われたときに使用する容量です。約1,660万m³の容量があります。通常の渇水時には使用せず温存しておき、昭和53年や平成6年のような大渇水時に、必要最低限の市民生活や経済活動が賄えるように水源を確保し、被害を軽減する目的で設けられています。

『五ヶ山ダム』建設必要?反対意見も見てみよう!

福岡県は、『五ヶ山ダム』建設の理由として福岡市民の水の確保するためだと言っていますが、福岡市では平成17年から海水淡水化事業を開始し、更に配水技術や節水技術の向上などにより、現在約70万㎥/日の供給能力を持つまでになっています。現在の福岡市の水の需要は約40万m³/日なので、水は十分足りている状況です。

洪水対策である治水面はでも、福岡市では、地下に巨大な水槽を作る計画もあり、その対策は着々と進められています。地球温暖化の影響によるゲリラ豪雨も局地的なものであり、五ヶ山ダムで福岡市の洪水を防ぐことはできないと疑問の声もあるのも事実です。

本当に『五ヶ山ダム』を建設する必要はあるのか?貴重な自然を削ることにより、森林の治水能力が損なわれ、逆に洪水が頻発するのではないかとの心配の声もあります。自然の脅威は自然で守る。反対派の意見です。佐賀県が昭和31年に天然記念物指定した、樹齢700~800年の小川内の”夫婦杉”も移植工事が施されました。貴重な自然と引き換えに建設された『五ヶ山ダム』。今後の動向にも注目してきたいです。

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