「今年の梅雨はいつから?」という会話も出てくるようになりました。6月になれば、梅雨シーズンの始まりになります。気象庁は九州北部地域は、昨年は5月29日に梅雨入りしました。じめじめとした蒸し暑い日が続く季節の到来です。2024年の福岡県の梅雨はどうなるのでしょうか。気になる降水量や梅雨明けについても見ていきましょう。
2024年九州北部(福岡県)の梅雨入り予報
福岡県が属する九州北部地区の梅雨入り時期は、平年で6月5日となっていますが、早い時期では、2019年の11日早い5月26日となりました。近年は梅雨の時期も、気象変動の影響から平年との比較が難しくなってきていますが、2024年は平年比べて暖かく、降水量も少ないことから、梅雨入りは、例年比べるとやや遅いということになるでしょう。
- 2024年九州北部の梅雨入り時期(予報):やや遅い6月5日前後
気象庁が発表している、過去の梅雨入りと梅雨明けのデータを確認してみましょう。気象庁では、1951年(昭和26年)からの梅雨に関するデータを公表しています。降水量とあわせてみていきましょう。
九州北部(福岡県)の梅雨データ
気象庁のデータには1951年からデータがありますが、2000年以降のデータを検証してみます。
年度 | 梅雨入り | 梅雨明け |
---|---|---|
2000年 | 5月26日ごろ | 7月17日ごろ |
2001年 | 5月21日ごろ | 7月19日ごろ |
2002年 | 6月10日ごろ | 7月21日ごろ |
2003年 | 6月9日ごろ | 7月31日ごろ |
2004年 | 5月29日ごろ | 7月11日ごろ |
2005年 | 6月10日ごろ | 7月17日ごろ |
2006年 | 6月10日ごろ | 7月26日ごろ |
2007年 | 6月13日ごろ | 7月23日ごろ |
2008年 | 5月28日ごろ | 7月 6日ごろ |
2009年 | 6月3日ごろ | 8月 4日ごろ |
2010年 | 6月12日ごろ | 7月17日ごろ |
2011年 | 5月21日ごろ | 7月 8日ごろ |
2012年 | 5月30日ごろ | 7月23日ごろ |
2013年 | 5月27日ごろ | 7月8日ごろ |
2014年 | 6月2日ごろ | 7月20日ごろ |
2015年 | 6月2日ごろ | 7月29日ごろ |
2016年 | 6月4日ごろ | 7月18日ごろ |
2017年 | 6月5日ごろ | 7月13日ごろ |
2018年 | 5月28日ごろ | 7月9日ごろ |
2019年 | 6月26日ごろ | 7月25日ごろ |
2020年 | 6月11日ごろ | 7月19日ごろ |
2021年 | 6月11日ごろ | 7月13日ごろ |
2022年 | 6月11日ごろ | 7月22日ごろ |
2023年 | 5月29日ごろ | 7月25日ごろ |
2019年の梅雨入り6月26日は近年のデータでも、かなり遅いことがわかります。そして、梅雨入りが遅かった年は梅雨明けも遅いことがわかります。
福岡の梅雨の降水量は?
福岡の梅雨の降水量はどうなるのでしょうか。2017年は福岡県の朝倉地区に豪雨をもたらしました。九州北部豪雨です。今年は、昨年よりも太平洋高気圧の勢力が強いようなので、本州付近に前線が停滞しやすい状況になるそうです。
前線の北側に雨雲が発生しやすいことは、中学校の理科の勉強で学習しました。そう考えると、今年は昨年よりも雨量は少し少なるのではないかと予想されます。しかし、条件によっては南側で雨雲が発生しることも多いので注意が必要です。
2024年の福岡県の梅雨明け予報
九州北部地区の例年の梅雨入り7月19日で、近年のデータを見てみると、梅雨入りが早いと梅雨明けも早いことがわかります。たとえば、2008年も5月28日に梅雨入りしていますが、梅雨明けは7月9日とかなり早い時期になっています。
- 2023年九州北部の梅雨開け時期(予報):例年並み7月20日前後
日本の梅雨の特徴
夏の暑さや、梅雨の長さにはエルニーニョ現象やラニーニャ現象が関わっているようですが、春まで続いていたラニーニャ現象も春の間におさまったようです。海水温は平常通りの状態で夏に突入しそうなので、梅雨が長引いたり猛暑になる可能性は低くなっています。
太平洋上にある高気圧が、今年は勢力が強いようで、一気に日本に張り出してくる可能性も考えられます。そなると、梅雨が短くなる可能性も高くなります。今年の梅雨は早く入り、速く開けるのではないでしょうか。
梅雨入りが早かった時期の平均を考えると7月上旬から中旬までには梅雨が明けるのではないでしょうか。
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