福岡県糸島市にひっそりと佇む「水無鍾乳洞(みずなししょうにゅうどう)」は、知る人ぞ知る夏の癒しスポット。瑞梅寺の奥深くに位置し、洞窟内に一歩足を踏み入れれば、まるで天然の冷蔵庫のような冷気に包まれます。気温30度超えの日でも涼しさを実感できるこの場所は、観光客だけでなく地元の人々にも密かな人気を集めています。本記事では、水無鍾乳洞の魅力やアクセス情報、涼しさの秘密に迫ります。
糸島市瑞梅寺「水無鍾乳洞」

水無鍾乳洞第1洞口
糸島市内から瑞梅寺ダムに向かって車を走らせること20分で、ホタルで有名な瑞梅寺川にたどり着きます。瑞梅寺ダムも有名で、平日の昼間でも車が数台停めてあり、ダム見物を愉しむ老夫婦などに出くわします。
瑞梅寺ダムを車で約10分上ったところに、地元では有名な「水無鍾乳洞」があります。車ですぐ近くまで行けるので、福岡市内からでも簡単に行くことができるお勧めスポットです。ただし、道幅も狭く、路面も荒れていますので、車高が低い車では行かない方がいいと思います。
駐車場は約10台ほどが停めれる広さで、よほどのことがない限り空いているのではないでしょうか。トイレは仮設式のトイレが2基ありますが、衛生的に決してキレイとは言えませんので、麓のコンビニで済ませてくるのがいいでしょう。
水無鍾乳洞は、全長1,630mの立体迷路型の鍾乳洞で、以前は第二洞口から第一洞口まで内部を探検できたようですが、危険なため現在は進入できなくなっています。第一洞口の入り口は駐車場からすぐ近くにありますので、内部を覗くことができるようになっています。
水無鍾乳洞の驚くべき冷気!
この水無鍾乳洞の一番の魅力は、何といってもその冷気。秋吉台の鍾乳洞に行かれた方はわかる思いますが、それ以上の冷たさでビックリするかと思います。近づくだけで、明らかに気温が下がっていくのを感じ、入り口付近では10℃前後まで一気に気温が下がります。
第一洞口はすぐ行けますが、第二洞口までは水無川を15分程度、井原山に向かって登らなくてはなりません。足元が滑りますので、それなりの靴で来るようにしてください。しばらく登ると、井原山登山ルートとの分帰路につきます。水無鍾乳洞第2洞分岐です。ここから井原山まで一時間半の登山も楽しめるようになっています。

水無鍾乳洞第2洞分岐
夏に訪れたい山スポットとして覚えておくと、活動の幅が広がるのではないでしょうか。秋も紅葉を愉しめそうなスポットです。
糸島市の水無鍾乳洞アクセス方法
車でのアクセス(おすすめ&最短ルート)
瑞梅寺ダムから約10分。瑞梅寺ダム(国道202号沿い)から上流へ進み、キトク橋を経て狭い山道を進むと到着します。標高247 m付近に10台分ほどの駐車スペースあり 。道中、登山口に整備された10台ほど停められる駐車場があります 。
道路は一部が狭く舗装状態が悪いため、地上高の高い車や運転に自信のある人が安心。グーグルマップでは「井原山登山口」「瑞梅寺山の家」付近が目印。
公共交通のアクセス(車なしでも可)
A. JR+コミュニティバス+徒歩ルート
- JR筑肥線「筑前前原」または「波多江」駅下車
- 糸島市コミュニティバス(はまぼう号)で「井原山入口」へ約30分。
- 登山道を徒歩で水無登山口へ
- 500 mほどのウォーキング、合計1時間程度で鍾乳洞に到着可能 。
B. レンタカー・タクシー併用+徒歩
公共交通が苦手な場合、筑前前原駅周辺でレンタカーや観光タクシーを利用し、瑞梅寺登山口まで直行するのも効率的です
・狭路・未舗装区間あり:車高の低い車や運転に不慣れな方は要注意。
・駐車場台数に限りあり:休日や夏場は満車になる可能性があるため、早めの到着がおすすめ。
・公共交通バスは便数少なめ:時刻表を事前にチェックし、遅延・運休リスクに備えること。
| 交通手段 | アクセスルート | 所要時間の目安 | メリット/注意点 |
|---|---|---|---|
| 車 | 瑞梅寺ダム ➜ キトク橋 ➜ 登山口(駐車場) ➜ 洞窟 | 駐車+徒歩5~10分 | 最短・楽。狭路注意。 |
| 公共交通 | JR ➜ コミュバス ➜ 徒歩500m | 約1.5~2時間 | 無車OK。バス本数要確認。 |
| レンタカー/タクシー併用 | JR ➜ 車で登山口まで直行 ➜ 徒歩5~10分 | 約1時間前後 | バスの時間に左右されない。 |
福岡の鍾乳洞
今回は、糸島市の水無鍾乳洞をお伝えしましたが、この他にも福岡県には4つの鍾乳洞があります。カルスト台地で有名な北九州の平尾台と、田川市にもあるようです。
- 千仏鍾乳洞(平尾台)
平尾台にある最大の鍾乳洞です。設備が整っており、鍾乳洞の水の中をじゃぶじゃぶと探検できる鍾乳洞です。
場所:北九州市小倉南区平尾台3-2-1 - 目白鍾乳洞(平尾台)
こちらも平尾台の鍾乳洞で、全長2km以上もある長い鍾乳洞になります。ここでは国内でも珍しい一枚岩の天井を見ることができます。
場所:北九州市小倉南区平尾台3-1-1 - 牡鹿洞(平尾台)
こちらも平尾台の鍾乳洞で、大きな落とし穴のようになっている垂直型の鍾乳洞です。鍾乳洞内でニホンカワウソ、ムカシニホンジカ、ナウマンゾウなどの化石が見つかっています。
場所:北九州市小倉南区平尾台2-6−58 - 岩屋鍾乳洞(田川市)
田川市の岩屋神社の裏にある鍾乳洞です。自由に見学できますので、洞窟探検を楽しむことができます。狭い場所もあり服が汚れる可能性がありますので、それなりの格好で訪れましょう。
場所:田川市夏吉岩屋
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