【中学受験対策】地球の環境問題について出るところです。
世界の環境問題
危機的な地球環境の地球環境問題の影響は国境をこえて広がる。地球温暖化と気候変動の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの大気中の濃度が高くなったことで、地球の平均気温が上昇する地球温暖化が進行→干ばつや洪水などの自然災害、海面上昇による島国水没の危機。北極圏や南極大陸の氷がとける
発展途上国のおもな環境問題
- 砂漠化…過放牧や無理な開発による干ばつが原因。サヘル地域で拡大。(先進国では、土壌侵食・土壌の塩性化が問題)。
- 熱帯林の伐採…木材(チーク材・ラワン材)の伐採、焼畑農業、農地開発などが原因。
- 産業廃棄物の投棄…先進国で処理できない廃棄物が途上国に集中。都市化や工業化による大気汚染や水質汚濁なども深刻。
先進国のおもな環境問題
- 地球温暖化…化石燃料(石炭・石油)の燃焼で、温室効果ガス(二酸 化炭素など)が発生。海面上昇や気候の変化。
- 酸性雨…空気中の硫黄酸化物・窒素酸化物が雨にとけて降る。ヨーロッパ諸国は, 1979年, 長距離越境大気汚染条約を締結。
- オゾン層の破壊…フロンガスがオゾン層を破壊し、紫外線が増加。
- 光化学スモッグ…窒素酸化物が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし、目やのどなどを強く刺激する物質をつくります。
タンカー事故による海洋汚染、原発の事故による放射能汚染、廃棄物の焼却時に発生するダイオキシン、ガソリン中の重金属などによる大気汚染、生活排水による河川・湖沼の富栄養化なども深刻。
解決への取り組み
- 国際会議…1972年スウェーデンで国連人間環境会議。1987年東京で「持続可能な開発」の提唱。1992年ブラジルで地球サミット、1997年京都で「温暖化防止京都会議」、2002年南ア共和国で環境開発サミット。
- 国連・NGO の取り組み…国連環境計画(UNEP)、リサイクル運動。ナショナルトラストなど。
具体例
地球環境を守るために国連人間環境会議、地球サミット、地球温暖化防止京都会議、ヨハネスバーグ環境開競サミットなどを開き、国際的な協力による環境保護の重要性守る重要性を確認した。
水鳥などの生活の場をにラムサール条約が結ばれ、自然景観や文化財の保護のために世界遺産条約が結ばれている。
化石燃料
化石燃料である石油や石炭などの使用は、資源の枯渇や環境への負荷が問題である。
二酸化炭素
産業革命以降の化石燃料の大量消費によって急激に大気中の二酸化炭素濃度が上昇しつつある。
環境と過疎化
温暖化や少雪といった自然環境の変化の中で、人間による環境破壊が進み、その一方で挙家離村や集落の消滅に典型的にみられるような山間地における過疎化、農家・林家の高齢化による耕作放棄なども野生生物による農作物被害や森林助長している。
酸性雨
工業化の進行とともに、環境問題の1つである賛成雨の現象が世界的に生じてきた 酸性雨の主たる原因は、自動車や工場などから排出される窒素酸化物や硫黄酸化物である。大気中に排出された亜硫酸ガスは水分に吸収されて酸性雨となって降下し、森林等に被害を及ぼすおそれがある。
エネルギー資源の開発
- エネルギー問題…大量消費による地球環境の悪化と資源の枯渇。
- 新しいエネルギー…化石燃料に代わる代替エネルギーの開発が課題。風力,地熱、太陽光, バイオマス(生物体)エネルギーなど。
世界の地域開発
- アメリカ…テネシー川の TVA(テネシー川流域開発公社)、コロラド川やコロンビア川。
- 中国…サンシヤ(三峡)ダムなど長江やホワイ川の開発
- ブラジル…アマゾン川流域の大カラジャス計画。→環境保護重視に。
コメント