【2024年度】筑陽学園高校入試対策問題(解答・ポイント解説付)です。
筑陽学園高校と同じように3つのクラス、各学校によって呼び名は違いますが「特別進学S(選抜)」「特別進学」「進学クラス」など分かれている高校を受験する人も解いてみてください。
(例)九産大付属九州産業高校、福大若葉高校、九産大九州高校、東福岡高校、福工大城東高校、中村学園女子高校などがその対象です。
問題のレベルは、若干易しめに作成しているので、
・特別進学・選抜クラスなどを志望する人は「全問正解」
・特別進学などを志望する人は、「正答率80%」
・進学クラス・一般進学などを志望するひとは、「正答率50%」
を目指して頑張ってください。
教科は、国語、数学、理科、社会、英語から大問1問ずつです。
まだ掲載していない教科は、随時UPします。
【問題】筑陽学園高校入試対策問題
【理科】下の図のように、酸化銅の粉末をステンレス皿の上に広げ、ガスバーナーで加熱した。これについて、次の各問いに答えなさい。
(1)銅粉をステンレス皿の上に乗せ加熱する際、どのように加熱するか。加熱の方法とその理由を、それぞれ簡潔に答えなさい。
(2)銅粉をステンレス皿の上で加熱したときの色の変化として正しいものを、次のア~エの中から一つ選び記号で答えなさい。
ア 黒色の物質が光を激しく出し、赤褐色になる。
イ 黒色の物質が赤熱し、赤褐色になる。
ウ 赤褐色の物質が光を激しく出し。黒色になる。
エ 赤褐色の物質が赤熱し、黒色になる。
(3)銅粉が受けた化学変化の名称を答えなさい。
(4)このときの化学変化を、化学反応式で表しなさい。
(5)銅と空気中の酸素は4:1の質量比で反応することがわかっている。3.6gの銅粉を加熱し完全に反応させた場合、加熱後の物質は何gになるか。
(6)図中の器具Aの名称を答えなさい。
(7)マグネシウムリボンを空気中で加熱したときは、燃焼という化学変化が起こった。燃焼とはどのような化学変化か。簡単に説明しなさい。
(8)(7)では酸化マグネシウムができるが、酸化マグネシウムの色として正しいものを、下のア~エの中から選び、記号で答えよ。
ア 黒色 イ 白色 ウ 赤褐色 エ 青色
(9)マグネシウムが燃焼して酸化マグネシウムができる化学変化を、化学反応式で書け。
【社会】次の問いに答えなさい。
(1)寛政の改革とほぼ同じ頃のできごととして最も適当なものを次のア~エから1つ選びなさい。
ア ロシアではレーニンの指導のもと、社会主義を唱える世界最初の政府ができた。
イ フランスでは政治に対する不満が広がって革命がおこり、人権宣言が発表された。
ウ スペインの援助を受けたコロンブスが、大西洋を横断して西インド諸島に到着した。
エ ドイツではルターたちが、信仰のあり方をただす宗教改革を進めた。 ( )
(2)18世紀から19世紀にかけての政治の流れを表した次の図を見て、各問いに答えなさい。
①Aの改革を行った人物は誰か。
②Bの時代において、商工業者に対して積極的に結成が奨励された組織は何か。
③Cの改革で行われた政策について述べたものを、次のア~エから1つ選びなさい。
ア 江戸や大坂周辺の大名・旗本領の農村を幕府の領地にしようとして、大名・旗本の反対にあった。
イ 長崎をとおして、銅や海産物をさかんに輸出し、金・銀を輸入した。
ウ 農村に倉を設けて米をたくわえさせた。
エ 参勤交代をゆるめて、そのかわりに幕府に米を献上させた。
(3)松平定信が寛政の改革を行ったころ、「古事記」の研究をして「古事記伝」をあらわし、国学を大成した人物は誰か。
(4)享保の改革の後、商人の力を利用して幕府の財政を立て直す政策を行い、銅や海産物の輸出の奨励や、長崎貿易の拡大を行った老中は誰か。
【解答・解説】筑陽学園高校入試対策問題
【理科】
(1)加熱の方法:うすく広げるようにかき混ぜながら加熱する。 理由:銅粉と空気中の酸素を完全に反応させるため。
銅粉と空気中の酸素を完全に反応させるため、うすく広げるようにかき混ぜながら加熱します。
(2)エ
赤褐色の銅粉は空気中の酸素と化合し、黒色の酸化銅になります。このとき、光や熱を激しく出すのではなく、赤熱しながら反応が進みます。
(3)酸化
物質と酸素が化合する化学変化なので、酸化となります。
化学変化の種類
・分解…1種類の物質が2種類以上の別の物質になる化学変化。
・化合…2種類以上の物質が結び付き別の物質になる化学変化。
・酸化…物質と酸素が化合する化学変化。
・燃焼…光や熱を激しく出しながら酸化すること。
・還元…酸化物から酸素を取り去る化学変化。
(4)2Cu+O₂→2CuO
銅の化学式はCu、酸素の化学式はO2、酸化銅の化学式はCuOです。化学変化の前後で原子の個数が一致するように係数をつけます。
(5)4.5g
銅と酸素は4:1で反応します。したがって、銅と酸素とできる酸化銅の質量比は4:1:5になります。3.6gの銅を加熱し、何gの酸化銅ができるか聞いているので、4:5の質量比を使って計算します。
4:5=3.6:x
x=4.5
覚えるべき質量比!
❶銅:酸素:酸化銅=4:1:5
❷マグネシウム:酸素:酸化マグネシウム=3:2:5
❸鉄:硫黄:硫化鉄=7:4:11
(6)薬さじ
(7)光や熱を激しく出しながら酸化すること。
燃焼とは、酸化の中でも光や熱を激しく出す化学変化になります。
(8)イ
マグネシウムが酸化してできる酸化マグネシウムの色は白色になります。
入試に出る酸化物の色!
❶酸化銅…黒色
❷酸化銀…黒色
❸酸化鉄…黒色
❹酸化マグネシウム…白色
(9)2Mg+O₂→2MgO
酸化マグネシムの化学式はMgOです。化学反応式の両辺で酸素原子の数が一致しないので、右辺のMgOを2倍にし、さらに左辺のMgを2倍にすると原子の数が一致します。
【社会】
(1)イ
(2)
①徳川吉宗
②株仲間
③ウ
(3)本居宣長
(4)田沼意次
田沼意次(たぬまおきつぐ)は株仲間を奨励しましたが,水野忠邦(みずのただくに)は「天保(てんぽう)の改革」で株仲間の解散を命じました。
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