福岡県高校入試「社会」の傾向と対策として、勉強すべき点をまとめています。福岡県の最近の傾向として、記号で答える問題は少なくなり、出題されても完答問題が多くなっています。また、大問1題ごとに記述問題が出題されているのも特徴です。それでは、福岡県高校入試「社会」の傾向と対策!勉強すべき点をみていきましょう。
福岡県公立高校入試「社会」の傾向
大問6題から構成されています。ここ5年間の社会科の平均点は、34.0点→33.1点→35.2点→30.8点→31.3点と推移しています。
- 大問1 歴史(古代~近代)
- 大問2 歴史(近・現代)
- 大問3 世界地理
- 大問4 日本地理
- 大問5 公民
- 大問6 時事・教養問題
以上のように、歴史・地理・公民からバランスよく出題させています。社会に関して総合的な力が要求されます。最近では、図、資料、統計と絡めた問題の割合が高くなっており、日頃からその対策が必要不可欠となっています。
社会で勉強すべき点
まずは、基本事項の確認、暗記は必須です。最近の入試では、それだけでは得点できませんので、そのあとは演習を重ねながら、実践力を養っていくことを念頭においておきましょう。また、「比較・違い」の問題も注意すべき点です。よく差が出る問題です。あいまいにしておかず、定期的に復習していくことも大事です。歴史では、テーマ史についても大きな流れでおさえておきましょう。テーマ史とは、文化なら文化、貿易ならな貿易とテーマに沿った問題です。
福岡県公立入試「大問3番(世界地理)」
例年、福岡県公立入試の社会大問3では、「世界地理」が出題されます。世界地理といっても、日本と絡めて出題されることが多く、世界と日本との結びつきに、常に注目しながら学習することが必要です。それでは、平成31年度福岡県公立入試「社会大問3番(世界地理)」予想と対策です。
社会大問3番傾向
世界地理では、地図帳で常に各国の名称や位置ばかりでなく、首都や山・河川など主要なものまで把握しておく必要があります。昨今では、時事的な問題や社会問題に結び付けて出題されることも多いため、日ごろからニュースには敏感でいたいものです。
また、差が出る出題形式として、グラフや統計の読みとりです。近年は、記述式(簡単な文章を書く)で出題されることもあり、さまざまな角度からの演習しておく必要があるでしょう。
- 「緯線・経線」
- 「時差」
- 「雨温図」
- 「各国の特徴(気候、民族、工業・農業など産業や問題、歴史)」
- 「日本との結びつき」
- 「社会問題」
- 「グラフ・統計」
などには、注意が必要です。
具体的に学ぶべき単元
「赤道を通る国」「本初子午線を通る国」「日本のある都市と同緯度の都市」などは、よく出題される問題です。
高校入試出る世界の鉱業・工業などの生産量・輸出量の順位ランキング!についてまとめています。入試では、その資料が何年のものかを注意して解く必要がありますが、大まかな特徴はつかんでおくと便利でしょう。
福岡県公立入試「社会大問4番(日本地理)」
福岡県公立入試の社会大問4番では、例年、日本地理の分野から出題されます。大問3番の世界地理と違って、日本について細かいところまで出題されます。それでは、福岡県公立入試「社会大問4番(日本地理)」予想と対策です。
社会大問4番(日本地理)傾向
傾向として、「日本全体(領土・地方・地名・地形図など)」「気候(雨温図など)」「工業」「農業」については、最低限おさえておきたいところです。そのほか、エネルギー資源、諸問題、世界との関わりについてもおさえておきたいところです。
福岡県公立高校入試「社会」具体的な対策
日本地理全体
領域 | 領土 | 領海 | 領空 |
---|---|---|---|
内容 | 国家の主権が及ぶ陸地 | 沿岸より一定の範囲。12海里(約22キロ)以内が定着 | 領土と領海の上空。一般的に大気圏内 |
- 経済水域…領海の外側の沿岸から200海里までの水域。水域内の漁業資源や鉱産資源の権利は沿岸国にある。
- 公海自由の原則…経済水域の外側の公海はどこの船や漁船も自由に航行や創業ができる。
- 国際法…国と国とか結ぶ条約や長い間の慣行が法となった国際慣習法など国際社会のルール(決まり)。主権を尊重し合っていくために各国は国際法を尊重し国際協調を維持向上させることが求められる。
日本の気候
気候 | 北海道 | 太平洋側 | 日本海側 | 中央高地 | 瀬戸内 | 南西諸島 |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴1 | 冷帯の気候 | 冬に晴天が続く | 北西の季節風の影響 | 高地は冷帯に近い | 夏の降水量は少ない | 亜熱帯気候 |
特徴2 | 冬の気温が低い | 冬に雪が多い | 気温差が大きい | 一年中高温多雨 |
日本の工業
日本全域をみれば、太平洋沿岸に工業地帯・地域が集中する太平洋ベルトがあります。四大工業地帯とよばれる、京浜、中京、阪神、北九州工業地帯(現在は除かれています)も太平洋ベルトに含まれます。内陸部には、工業団地や機械工業を中心に発達しています。
- 日本の工業の変化…かつては加工貿易に依存していたが、多くの企業が海外に進出し多国籍企業として生産を行っています。
日本の農業
日本の農業の特色として、稲作、畑作、果樹栽培、畜産と大きく展開しています。問題点は、食料自給率の低下、後継ぎ問題が大きく2つあります。いろいろな課題への取り組みをしている最中である。たとえば、地産地消の動きが広がっています。
以上が、福岡県高校入試「社会」の傾向と対策!勉強すべき点でした。
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