高校入試対策理科「よく出題される理科の地学分野の単元とその重要用語一覧」

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高校入試対策理科「よく出題される理科の地学分野の単元とその重要用語一覧」です。

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よく出る理科の「地学」分野の単元

これまで、生物分野、化学分野と予想を行ってきましたが、今回は「地学分野」の用語です。まずは入試で問われそうな単元を列挙します。

  • 前線の通過、天気図
  • 金星の見え方
  • 化石
  • 火山

前線の通過に関する問題が出題されます。かなり高い確率で出題されるでしょう。もう一つは金星に絡めて天体に関する内容か、火山と地層に関する問題が予想されます。

前線の通過

前線の通過に関する関する内容です。特に、日本が位置する温帯で低気圧が発生したときにできる「温帯低気圧」に関する問題が良く出題されます。

温帯低気圧を勉強するうえで、「低気圧」と「高気圧」、「偏西風」に関する知識が定着していないと、わかりずらいので、まずはそこから復習しておきましょう。

高気圧と低気圧

高気圧とは周囲より気圧が高いところを言います。逆に、低気圧は周囲より気圧が所を言います。なぜ気圧が高い場所と低い場所が生じるのかといえば、高気圧では下降気流が生じている場所で、空気が上空から降りてきて空気が圧縮されるからです。低気圧では上昇気流が生じており、空気が地表近くから上空に向かって上昇し空気が膨張するためです。

地表付近での空気の流れも重要ですので、上の図を参考にしましょう。低気圧の場合、周囲から空気が反時計回りに吹き込んできています。高気圧では周囲に向かって時計回りに空気がふき出しています。

  • 高気圧…下降気流、時計回りに空気がふき出す。天気がいい。
  • 低気圧…上昇気流、反時計回りに空気が吹き込む。雲が生じやすく天気が悪い。

偏西風

偏西風とは、日本上空、つまり温帯地方の上空に常に吹いている西風です。季節風とは全く異なりますので間違わないようにしましょう。日本上空では、常に西から東に向かって偏西風が吹いていますので、日本の天気は常に、西から東に向かって天気が変化するのです。

温帯低気圧

温帯地方で低気圧が生じると、前線ともなった低気圧「温帯低気圧」が生じます。2種類の前線が伴いますので、各前線が通過するときの天気に変化を問いやすい問題になります。

温暖前線

温帯低気圧の進行方向前方(東側)にできるのが温暖前線です。南西から吹き込んできた暖かい空気が寒気とぶつかり、寒気をおしかしながらゆるやかに上昇している場所です。暖気が上昇した場合は雲ができます。上昇の仕方が緩やかですので、横長の「乱層雲」という雲ができます。

乱層雲にともなう雨は、広い範囲で長時間おだやかな雨を降らせるという特徴があります。通過後は風向が南寄りに変わり、気温が上昇します。

寒冷前線

温帯低気圧の進行方向後方(西側)にできるのが寒冷前線です。北西から吹き込んできた寒気が暖気とぶつかり、暖気を急激に押し上げています。上昇の仕方が急ですので、縦長の雲「積乱雲」が生じます。

積乱雲にともなう雨は、狭い範囲に短時間激しい雨をもたらします。突風や雷なども伴う場合があり、にわか雨と呼ばれたりもします。通過後は気温が下がり、南寄りの風から北寄りの風に風向きが変化します。

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