高校入試対策理科「よく出題される理科の化学分野の単元とその重要用語一覧」

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高校入試対策理科「よく出題される理科の化学分野の単元とその重要用語一覧」です。

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高校入試理科「化学」分野のよく出る単元

今回は化学分野にていて詳しくみていきましょう。今年、出題の可能性が高い単元は以下の単元になります。受験生は是非参考にしてください。

  • 状態変化と体積
  • 酸化と還元
  • 水溶液の性質
  • 化学電池

以上が高校入試理科で問われる可能性が高い単元です。その他にも中学3年生で学習した、電気分解や酸・アルカリ・中和なども超頻出単元ですので復習しておきましょう。

状態変化と体積

中学校では2つの変化を勉強しました。中学1年生で学習したのが「状態変化」、中学2年生で学習したのが「化学変化」です。状態変化は物質の性質は全く変わらないが、状態だけが変わる変化でしたよね。状態変化で問われやすいポイントをおさらいしましょう。

状態変化と粒子

状態変化では、物質を構成する粒子(原子や分子)の集まり方が変わるだけです。粒子と粒子の結びかた自体は変化しないので性質は変わりません。氷も水も水蒸気も水と同じような性質を示します。

温度によって物質はその状態を固体⇔液体⇔気体と変化させますが、それぞれの粒子の集まり方を記述できる状態にしておきましょう。

  • 固体:粒子どうしの間隔がせまく、粒子はわずかに振動している
  • 液体:粒子の間隔が少し大きくなり、互いにその位置を変えることができる
  • 気体:粒子は空間を自由に飛び回っている

特に、気体の状態を記述させる問題が多いようです。上の図の粒子の状態を想像しながら記述できように練習しましょう。

状態変化と質量・体積・密度

状態変化では粒子の集まり方が変わります。粒子の数や結びつき方などは変わりませんの、質量・体積・密度には次のような規則性がみられます。

  • 質量変化しない
    粒子の集まり方が変わるだけで、粒子の数は変化しないので質量は変化しません
  • 体積固体→液体→気体となるにしたがって大きくなる
    粒子の間隔は温度が高くなるにつれて広くなるので体積は増加していきます
  • 密度固体→液体→気体となるにしたがって小さくなる
    密度は1cm³あたりの質量なので、質量が変化せずに体積が大きくなると小さくなります。

上の図を見てみると質量の変化、体積の変化、密度の変化がわかると思います。

水の状態変化

普通の物質の状態変化では、固体→液体→気体と温度が上昇するにつれて体積が大きくなって行きますが、水の場合は少し状況が異なります。

水の場合は、固体の方が液体よりも体積が若干大きくなることがポイントです。下の図を参考にしてください。

  • 固体:固体にすると体積が液体よりも1.1倍大きくなる
    密度は液体よりも固体の氷の方が小さくなる
  • 液体:密度は1.0g/cm³ということは覚えておく
  • 気体:体積が一番大く1gで1700cm³ほどになる

固体の浮き沈み

液体の中に固体を入れて浮くか沈むか聞いてくる問題もあります。理由も説明できるようにしておきましょう。

液体のロウの中に固体のロウを入れると、固体のロウが液体の中に沈みます。これは、固体のロウの方が液体のロウよりも密度が大きいからです。

しかし、水の中に氷を入れると、固体の氷が水に浮かびます。これは、固体の氷の方が液体の水よりも密度が小さいからです。

記述を求める問題が多いように感じます。しっかりと練習しましょう。

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